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年頭のご挨拶(2018年)
年頭のご挨拶
日本動物細胞工学会(JAACT) 会員各位
皆様、明けましておめでとうございます。新しき戌年2018年を迎えられましたことを心からお慶び申し上げます。皆様にとりまして、より良い一年となりますように心からお祈り申し上げます。
昨年4月に橋爪先生から会長を引き継がせて頂いて最初の年頭のご挨拶をできますこと、会員の皆様のこの間のご協力に厚く御礼申し上げます。
抗体医薬に代表されるバイオ医薬が新薬売上の上位を占めるようになり、製薬業界における動物細胞工学の地位の向上は喜ばしいことです。また、再生医療分野においても事業化や治験開始のニューを目にすることが日常的にさえなってきました。このように、動物細胞工学の活躍の舞台は整ってきた感があります。このような状態においてこそ、本来の工学のエッセンスである知恵と工夫が大いに発揮され、画期的な細胞工学の登場が期待できるのではないでしょうか。
昨年も、7月の松山大会、10月のシンポジウムの参加者数(190名、98名)に代表されるように、活発に活動して頂きました。JAACT会員の皆様方がそれぞれの立場から、大小様々な画期的な細胞工学技術の創成に貢献される契機を、JAACT活動の中に見出されることを祈念しています。
世間一般の例にもれず、JAACTでも20、30才台の会員の割合が低く、高齢化の傾向があらわれています。そこで昨年は、団体会員の中の若手を増やす仕組みを設けました。本年は、その若手自身が活発に活動して頂けるよう努力したいと考えています。
JAACTは、本年も、11月5-8日のJAACT2018筑波国際大会(実行委員長:筑波大学の礒田博子先生)及びシンポジウムを通じて活動を行っていきたいと考えています。皆様のご指導・ご提案・ご協力を、是非ともお願い申し上げます。
末筆ながら、本年の皆様のご健勝と益々のご活躍をご祈念申し上げます。
日本動物細胞工学会会長 高木 睦(北海道大学)