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年頭のご挨拶(2021年)
年頭のご挨拶
日本動物細胞工学会(JAACT) 会員各位
新年のご挨拶を申し上げます。新しき2021年を迎えられましたことを心からお慶び申し上げます。
さて、昨年も本学会活動に多大なご協力とご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。昨年来の新型コロナウイルスの感染拡大により、皆様の生活も大きな影響を受けておられるかと思いますが、日本動物細胞工学会の活動も様々な形で影響をうけております。その中でも、お蔭様をもちまして、JAACT の中心的な活動である国際大会JAACT2020府中が、2020年11月17日から20日に204名と多数のご参加を頂き、大会実行委員長の三浦豊先生(東京農工大学)らのご尽力により、初めてのwebベースの大会として、成功裏に終了することができました。初めての試みではありましたが、東京農工大に発信ベースを設け、インターネットを駆使した学会が実施できました。また、距離の壁を越えて、ESACT(ヨーロッパ動物細胞工学会)からのワクチン生産に関する最新のトピックスに関する基調講演も頂きました。時差の関係で夕方からの基調講演でしたが、まさに、距離の壁を越えた、新しい交流とすることができました。さらに、ポスター発表、口頭発表、テクニカルセミナー、展示と、様々な新しい形式での学会を、工夫して実施することができました。この新しい開催形式での実施にあたって、大会実行委員の先生方のご尽力・ご努力、会員の皆様のご協力に深く深く感謝申し上げます。
JAACTは、本年は、ポストコロナに向けた新しい学会活動に向けて、様々な試みを行っていく予定です。また、国内学会やシンポジウムを通じてJAACT会員や、関連の研究者が結集し、大いに議論し、新たな動物細胞工学関連の産業活性化に向けた活動を行っていきたいと考えています。会員の皆様からの積極的なご提案・ご協力を、是非ともお願い申し上げます。
末筆ながら、本年の皆様のご健勝と益々のご活躍をご祈念申し上げます。
日本動物細胞工学会会長 大政 健史(大阪大学)